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泌尿器科

泌尿器科ではどのような疾患を扱うのか簡単に説明いたします。腎臓から尿道までの尿路、ホルモンを司る副腎及び男性性器の病気を扱う科で、基本的には外科です。尿が出にくい前立腺肥大症や腎臓、膀胱、前立腺の癌が疑われる時、手術をするのは当科です。では、実際どのような症状の時受診すればよいのか、どんな疾患を治すのか簡単にご説明いたします。

尿が出にくく時間がかかる(排尿障害)

男性の場合、尿道を取り巻くように存在する前立腺という臓器があります。これが加齢により大きくなり尿道を圧迫すると、尿の勢いが無くなり、夜中に何回もトイレに行く前立腺肥大となります。80%以上は薬を服用することで改善いたしますが、尿が完全に出なくなった場合には内視鏡的に前立腺を切除します。これはお腹を切らずに行うので翌日から食事も出来ますし、歩行も大丈夫です。何らかの原因により尿道が狭くなる尿道狭窄症や膀胱(尿を貯め、押し出す袋)の働きが悪くなった場合にも同様な症状が生じます。

尿が漏れる(尿失禁)

女性に多いのは『突然走ったり、くしゃみをした時に漏れる』タイプです。尿道を締める筋肉が弱くなるために生じますが、軽度の場合には薬の内服と骨盤の筋肉を鍛える簡単な失禁体操でかなり改善します。

尿が近い(頻尿)

「1日の尿の回数は正常な人で何回ですか」と言う質問をよくうけます。ヒトそれぞれ水分の摂取量が異なりますし、1回の尿量もまちまちなため、1日3~10回位までを全て正常と考えます。日中1~2時間毎にトイレに行くが、就寝後、朝まで行かないようなタイプは習慣や精神的要素が大きいので、特に治療を要しない場合があります。夜間のみ3回以上行くタイプは膀胱へ何らかの刺激症状により生じることが多いので、軽い安定剤の服用で症状が消失することも少なくありません。しかし、排尿時に疼痛が生じたり、排尿後まだ尿が残る感じが続く症状を伴う頻尿は、膀胱炎、前立腺炎などの細菌感染による病気の可能性が高いので早期に治療が必要です。

尿が赤い・健康診断で尿潜血を指摘された

尿に血液が混じることは異常ですが全て病気とは限りません。尿検査では血尿を指摘されたが目で見る限りでは赤く無い場合、顕微鏡的血尿といい日本人では3~5%で何らかの疾患が認められます。しかし1回でも肉眼的に血尿を認めた場合は約40%に疾患がみられます。腎臓から膀胱、前立腺の腫瘍(癌も含め)は自覚症状が無いことが多いので、血尿を指摘されたら疼痛などの症状が無くても腎臓から尿道までの精査を受けることを是非お勧めします。

腎結石・尿管結石

小さい結石であれば、自然排石を促進する内服療法で経過をみます。

ご不安やお困りのことが有りましたら、いつでもご相談下さい。
※泌尿器科外来の診察は都合により当面の間、他科にて代診いたしますので御了承ください。

泌尿器科の担当医師

  • 坪井俊樹

    診療日
    毎月第1・3・5木曜日

    日本泌尿器科学会指導医・専門医

    日本麻酔科学会認定医・標榜医

休診・代診情報

休診・代診情報はありません。